2023.3.16

日記のタイトルはなくてもいいんじゃないかと思えてきた。日付だけでいい。タイトルがあると内容が予測できてしまって読まない、ということがよくある。タイトルの時点でフィルターがかかるから、何書いてあるか全然予想できない日付だけのほうが意外と読む。

でも後から書いた内容を見返すときに、タイトルがついていないと不便だったりする。日付だけのタイトルだと、いつどこに何書いたか見つけにくい。ましてや日付がタイトルの日記を見返すことがあるのか。だいたいこれと言って書くことがないから仕方なくい日付をタイトルにして、ダラダラ記述している。

TRANSIT、東インド・バングラデシュ号を買った。東インドにもバングラにも行ったことがなく、これから行く予定もないが、この号はずっと買おうと思っていた。東インドのコルカタ(前はカルカッタ)は、バックパッカー紀行文によく出てくる。パラゴンっていう日本人宿が有名だったそう。ドキュメンタリー映画で見たソナガチも確かコルカタだった。

コルカタもダッカも、どこを撮っても絵になるような写真ばかりだった。TRANSITは半分ぐらい写真を見るために買っている。

本屋の旅行本棚で、わたしの旅ブックスというシリーズを見かけた。紀行文が多いのかな、ハードルが低そうだった。気軽に読みたい。こういうの。

気がつくと、いまだに旅行のことばかり追いかけているな。それもこれからどこに行きたいとかではなく、かつての旅行に懐かしさをおぼえている。あれはあれで、いい時代だった。今は今でよくて、それぞれの時期にいいこととわるいことがあった。ときどき「今が一番楽しい」とか言う人いるけれど、よほど過去が不遇だったのか、肌感覚のある今しか考えられなくて過去がきれいサッパリ忘れてしまってるのか、なんなのか。僕もかなり昔のことは忘れてしまっているけれど、そのときどきなりの良さがあった。過ぎてしまえば良かったと思えてくることもある。