2023.12.22

丸山ゴンザレスがクレイジージャーニーに出るとき「危険地帯ジャーナリスト」と紹介されるけど、そんな肩書きを名乗ったことはないとYouTubeで言ってた。丸山ゴンザレスは番組でよく、スラム街の取材をしている。スラム街には行ったことないけれど、スラム街的な場所に惹かれる気持ちはなんとなくわかる。住んでいる人からすれば迷惑な話かもしれないが、好奇心がそそられる。何故だろう。

それは単に危険だからとかではなく、なんと言えばいいのだろう。無法地帯のような、何か普段許されていない刺激があるんじゃないだろうか、という好奇心か。怖いもの見たさか。そんなに健全な心理ではない。大阪の西成とかニューヨークのハーレムとか、ブルックリンとか、デトロイトには行ったことあるけど、スラム街には行ってない。危険な目に遭いたいわけではない。

同じような感覚で、全然違うけれど歓楽街にも惹かれるものがある。ラスベガスは行ったことない。歌舞伎町やバンコクの歓楽街は興味本位で立ち寄ったことがある。人間の欲望が見たいとかそんなんでもなく、非日常な街の景色、いびつな姿形に惹かれるんだろうか。「飲む打つ買う」っていう言葉があるけど、そういう欲望の対象で歓楽街は成り立っている。それらを内包する街そのものに、薄汚れた好奇心がある。そういう場所が舞台になっている作品にも興味がある。ブラックラグーンとか?

写真はバイロンベイ。2016年。