2024.2.2

1月28日放送の村上Radioを聞いていたら、ギルバート・オサリバンのアローン・アゲインの話をしていた。結婚式をすっぽかされて、また一人、みたいな歌詞らしい。結婚式をすっぽかされる、つまり当日に結婚そのものをキャンセルされることって、フィクションではたまに描かれるけれど、現実にそんなことはあるのだろうか。映画の「卒業」とか、結婚式の当日じゃないけどドラマの「ロング・バケーション」もそんな話だったような。

アローン・アゲインの歌詞のように、状況としては基本的に男の人が女の人に逃げられることが多い。それだけ望まない結婚をする機会が多かったということなのか。今よりも昔のほうが、社会的制約は大きかったから。

でも実際に結婚式当日に逃げられようものなら、たまったもんじゃない。いくらなんでも結婚式の当日に逃げるぐらいなら、「逃さない」ではなく「先言ってくれよ」という心理になる。そんな大きな決断を、ギリギリまで迷うことってあるだろうか。もうちょっと納得してから進めればいいのに。そういう人はもしかすると、人の意見とか言葉に流されやすいのかもしれない。だから相手の言われるがままに結婚しようとしてたとか。それで直前になってまた別の人の言葉に流されたとか。そういう人を好きになったら大変ですね。でもそれ以前に、自分の意見とか意志を持つことが許されない環境で育ったのかもしれない。

写真は2016年、ペトラの犬。場所はあまり関係なく、犬は犬だった。