2024.2.10

昨日、知り合いの人が、彼女が寝る間も惜しんで働いてお金を貯めているという話をしていた。実際はただお金のためではなく、趣味と実益を兼ねてといった具合に本業と副業を掛け持ちしていて、寝る時間も休む時間もないということだった。その背景には、過去に騙されて大金を損した経験があるらしい。借金があるわけではないが、お金を貯めることに固執するようになったとか。

僕はつい、そんなにお金を貯めているならインデックス投資とかどうですか、と言いかけたけど、意味がないなと思ってやめておいた。きっとそういう話は受け付けないだろう。その彼女にとっては、金融資産というよりも現金に意味があるんだと思う。気持ちの問題。

それにしても、なぜこう人は、自分が得するわけでもないことを人に勧めたがるのか。自分が知っていることを人に伝えて優位性を誇示したい、などという人も世の中にはいるだろう。自慢というか、アピールというか。他にも、自分のいい体験を共有したい、というパターンがある。美味しいお店を紹介するのもそうだし、宗教の勧誘もそうだと思う。みんなで幸せになろう、みたいなそういうやつ。

僕は人にそんなに勧めたりはしてないけど、割とよく話題には出している方だから、そう見られているかもしれない。身内や興味がある人には、手伝ったりしている。自分もあまり向いている方ではないから、手を出したくない気持ちはよくわかる。損はしてないけど、去年のうちに売ってしまったのがまさかこんなに上がるとはなー。向いてないなー。いろいろ言い訳しながら自分を納得させるようにしている。人に何かを勧めるのも、全然うまくできない。