あなたは家で何時間過ごす?

僕が会社員だった頃、家に居たのは毎日8時間ぐらいだった。もちろん休日はもっと居たことも多い。1日じゅう家に居たこともあっただろう。ただ平日に関して言えば、24時間中の8時間、つまり2/3は外で過ごしていることになる。実際ほとんど家にいない。ということはつまり、仮に家賃が6万円だとしたら、4万円は使用費ではなく維持費として使っていることになる。これって無駄じゃないですか?

家賃が安いに越したことはない

僕が最終的に1万5千円の部屋に住んでいた理由は、その浪費をなるべく減らしたかったからだった。帰って寝るだけの場所に給料の何割かを持っていかれるのはバカらしいと思っていた。家で長く過ごす人は、快適に過ごすためお金を費やせばいいと思う。北欧なんかは寒くて家にいる時間が長いから家具のデザインや用途が発展したと聞いた。しかし僕は1/3だった。しかもそのうちのほとんどは寝ていた。荷物さえ置ければいい。雨風寒さを凌げればいい。清潔で電気ガス水道ネットが使えて虫が出なければいい。十分。

家が趣味

これはものの考え方の一つでしかなく、「じゃあ車なんか買って実際毎日乗るのか」って話と同じで、見方によっては全く意味をなさない。物を買うということは使うためだけではなく所有するために買う人だって多い。コレクションなんは全部そうだ。だから、趣味の一つと割りきってコストをかけるのは、それは有意義だと言える。その人にとっては。
同じ趣味でもパチンコや車に費やすより豪華な家を維持してくれた方が全然ましだろう。

家族がいる、子供がいる

彼らは全く今回の話の対象にはなってないですね。よく購入か賃貸かどっちがいいかなんて話がありますけれど、それを資産と見るか帰る場所と見るかで話は全然違ってくると思います。引っ越ししないなら買うのもいいだろうし、個人の好みの差も大きい。僕は子供の頃は家があったほうがいいと思った。けれど、今となってはどうでもいい。小学生から高校生ぐらいまでは自宅があって自室があることに憧れるんじゃないですか。