連日見ていた映画など

ブレードランナー2049を見て以降、連日映画ばかり見ていた。忘れてしまいそうなので記録がてらに軽く紹介。

フランシス・ハ

ずっと見たかった、やっと見れたフランシス・ハ。主演・脚本のグレタ・ガーウィグが見たくて。この映画での役柄はニューヨーク在住のモダンバレエダンサー志望、モテない(モテる気もない)若さもそこそこの27歳、貧乏で家を転々とする危うい人。明るく前向きなんだけど、見ている方からすればけっこうつらい現実に翻弄されている。20センチュリーウーマンではもっとカッコイイ役を演じていた。

都会でシェアしながら夢を追う現代人のリアルみたいな話だから、上京組は共感するかもしれない。特にニューヨーク、ニューヨークっていうのは東京以上にそういう夢追い人が世界中から集まる街で、ニューヨークに暮らしていた友人もいたから尚更リアルに感じる。けれどこの映画ではそういうリアルツライみたいな部分はあまり全面に押し出していない。どちらかというと友達付き合いの話がメイン。

フランシス・ハ [Blu-ray]

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ダウン・バイ・ロー

僕にとってのジム・ジャームッシュ4作目。主演はストレンジャー・ザン・パラダイスと同じ人や、イタリア人俳優のロベルト・ベニーニ。ロードムービーという扱いになっていが、無実の罪で刑務所に入れられた3人が脱獄する話。

ローテンポで終始気だるい感じの映画なんだけど、ピリピリしていた空気が徐々に、最後までかけて本当にゆっくり和んでいく感じがすごくいい。ロベルトのイタリア語混じりの下手な英語演技とか、すぐイラつくいけ好かないザック、好青年っぽいけどやっぱりだらけているラジオDJのジャック、それぞれのキャラ立ちがすげえ。ぶっ飛んだロベルトを見て「あいつ宇宙人か」っていう反応するあたり、3人の関係性が微笑ましい。

ダウン・バイ・ロー [Blu-ray]

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ギフテッド

今上映中の映画。ギフテッドとは「神に与えられし者」みたいな意味で、要するに天才の話。自殺した姉の子供を引き取って育てているフランクは、船の修理で生計を立てている。子供は7歳の女の子メアリー。小学校を転々としており、頭が良すぎて周りのレベルに合わせることを退屈に感じている。フランクはメアリーに普通の子供として育ってほしいと思っているが、なかなかうまくいかない。

とにかくメアリー役のマッケナ・グレイスが演技すげー。マジで天才なんじゃないかと思わせられる。ギフテッドっぽい大人びた子供らしさをうまく演じきっており、不自然な感じが全くない。ギフテッドの扱いについて、いろいろ考えるところのある映画だった。アメリカが舞台だから日本みたいに周囲に合わせることを重視したりはしないんだけど、これ本物のギフテッドはどう見るのか気になる。

映画『ギフテッド』 公式サイト

ゴッドファーザー2

見てなかった名作シリーズ。前作ゴッド・ファーザーも今年に初めて見た。前作のマーロン・ブランドが出演を蹴ったということで、2では回想シーンの若き父ヴィトー役をロバート・デ・ニーロが演じ、主人公マイケル役を前作に引き続きアル・パチーノが演じている。

まず最初にびっくりしたのが、デ・ニーロの声真似。マーロン・ブランドとデ・ニーロでは背格好も顔も全然違うのに、前作ヴィトーの声真似をしっかりやっているだけで「ヴィトーだ」と思わせるのはすごい。笑えてくる。話自体はどうしても前作のほうが激しい展開があっておもしろかった。パート2はどちらかというと家庭重視で地味な話になっている。ただあの身内も含めたマフィア同士の、何が本当かわからない駆け引きの連続は、前作同様緊迫感があった。3時間20分とかなり長い映画なんだけど、この雰囲気が好きだったらいつまでも見ていられる。