関西人というだけで…

自分で言うのもなんだが、けっこう面白くない人間である。全然面白いことが言えず、果敢に笑いを取りに行こうものなら失笑を買うだけ、そんな勇気はもはや、小学生の高学年に上がる頃にはなくしてしまい、真面目路線を走ることになった。僕は京都で生まれ育ち、社会人になってからも大阪で働いていたから、いわゆる笑いがコミュニケーションの中心となる関西での生活が長い。しかし、うちの親や親族なんかも全然面白くない。信じられないぐらい笑いのレベルが低く、一番身近にいた人たちがそうだから、自分が面白くない理由は彼らのせいじゃないかとさえ思えてくる。結局、多少なりとも鍛えられる環境というのは家の外にあった。主にテレビ。それはそれでままならなかったが。

それから転勤があったり、会社を辞めたあとに関わってきた人たちは主に関西圏以外の人たちだった。圏外の人と話していると、ときどき自分が面白い人ポジションだと勘違いされることがある。というか結構あった。「やっぱ関西の人ですね」なんて笑いながら、本当は面白くないけど、そういう役を演じてくれているのだから愛想笑い、今までそういう憂き目にどれだけ遭ってきたか。地味につらい。僕は決して面白い人ではないし、そんな面白くない人が無理しておもしろ人間を演じているから愛想笑い、をしてくれる優しさは十分にありがたいんだけど、実はそういうのじゃないんですよ。

  • お笑い文化は笑うための文化ではない
  • 意思疎通を行うためには
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コミュニケーションの代わりにシステムが機能してほしい

コミュニケーションでどうにかしようっていうのは、すごくアナログな気がして。マーケティング戦略でばばーんと客を集めるのではなく、地道な営業努力で数字を上げるとか、なんかそういう有史以来から続く古来の伝統的なコミュニケーション頼りっていう発想は、コミュニケーション嫌い、コニュニケーション苦手、コミュ障の自分にとっていい加減うんざりで早くそういう時代が終わればいいのにとずっと嘆いている。

  • メルカリとAmazonマーケットプレイスの違い
  • コミュニケーション至上主義は前世紀の遺物
  • 新しい時代に追いつけ追い越せ
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大麻解禁については、個人的には反対です

医療用大麻云々のことはよくわからないが、そもそも医療用の話と一般解禁は分けて考えるべきじゃないかと思う。だって医療用の話なんて医療上必要ない人には関係ないんだから、その話と嗜好品としての大麻・マリファナ一般解禁をごちゃ混ぜに議論するのは無理があるというか、意味がないというか、とりあえず医療用の話はよくわからない。そして僕は医療上必要のない人間の立場から、嗜好品としての大麻一般解禁について反対意見を持っている。僕は今年の夏までオーストラリアにいて、その前はカナダにいたからマリファナ吸っている人は腐るほど見てきた。アメリカ(ニューヨーク)にもインドにもモロッコにもいた。特にカナダはひどかった。街中のいたるところがマリファナ臭くて、一応違法だったがもし見つかったとしても、よほどのことがない限り注意を受けるだけ、30g以上所持していたら捕まったのかな、同居していた日本人は路上で吸っていただけで捕まった。それは彼が外国人だから、示しをつけるためだろうと言われている。刑は確か罰金$50(5,000円以下)ぐらいだったともう。駐車違反よりもスピード違反よりも軽い。知り合いの一人は、アメリカの大麻農園で働いていた。理由は聞いていなけれど、女の子だ。

  • 何故反対なのか
  • 大麻によって救われる人
  • 暴力団の資金源問題
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はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか?

はてなダイアリーをやっていた。 

2.ブログ名の由来を教えて!

Nujabesの曲"Letter From Yokosuka"+地元

詳細はこちら

3.自分のブログで一番オススメの記事

これとか

4.はてなブログを書いていて良かったこと・気づいたこと

 

5.はてなブログに一言

 

書けない

書くことがないわけではない。書きたいことが書けない。匿名ダイアリーなら書けるのかとかそういう問題でもない。うっすらと頭の中にあるものが形にできない。書こうと思うことが書けない。文字にならない。文章にならない。とは言いつつも4日連続更新中だけど、あれは書こうと思っていたことを書いたわけではない。たまたま思いついたことを書いただけで、書きたかったようなことを書いたわけではない。もっと自分の内側の奥の方に手を伸ばしているが、どこにあるのかわからない。夢を見ているときに強く抱いていた感情を、起きた途端に思い出せなくなっているのに似ている。さっきまでここにあった気持ちが頭の中からサーッと消えていくあのもどかしい感覚。なんだったんだろう。書きたい、書こうという思いだけが残り、中身がなくなっている。断片だけを寄せ集めてもうまく繋げることができず、その接合部分が欠けている。それはもはや接合部分でさえなく、核の部分だったような気もする。そのまま繋げてしまえば臓器のない肉体になってしまう。それは形だけの箱で、中身とは全然別種のものであり、用をなさない。何を書こうとしていたんだろう。頭の中をずっと探しているのに見つからない。外を見渡せばときどきヒントのようなかけらから刺激を受けるものの、それ以上大きくならない。もっと手を広げてみたらいいのか、そうすると今手元にあるものまで失われてしまいそうだ。もっと深く入ればいいのか、入り口が見つからない。だだっ広いところに何もなくて、手探りさえままならない。もうないのだろうか。探していたものはもうなくなってしまったのか。まだ目に見えないだけで、育つまで待つしかないのか。そのときまで断片は残っているだろうか。そんなに大事なものだっただろうか。今ここにあるものだけでは全く言葉にならない。僕がまだ3歳か5歳の頃だったらはっきりと形にできただろうけど、その頃は文章にできない。今はもうつなぎとめておくことさえできない。そうやって今まで多くのものをなくしてきているんじゃないだろうか。なくしちゃったー隙間からぼろぼろ落としていっちゃったー。

無意識という言葉がある。意識的ではない、意図しないという意味のsubconsciousnessと、意識を失った状態のunconsciousnessがある。寝ている状態の無意識下で見る夢はどちらに入るのだろう。今まで探っていたのはsubconsciousnessで、unconsciousnessに入らなければ見つからない気がする。そういうわけで寝よう。

気をつけろ!海外旅行にありがちなウザい武勇伝⑪選

旅行をしていると、つい話したくなったり人から聞かれる体験を積み重ねていきます。旅行は話のネタの宝庫です。「こんなことがあったんだよ」「こんな人がいたよ」「こんなところに行ったよ」日常生活と一線を画す旅行中のできごとは、人々の注目の集める恰好の材料になります。しかし、そんなステキ体験も伝え方を一歩間違えれば、あらぬ方向へと転化してしまいます。「興味ない」「聞き飽きた」「ウザい」そのように思われがちの、旅行者定番武勇伝があります。あなたも知らず知らずのうちに口にしていませんか?それでは順番に並べていきましょう。

  • ①○○ヶ国行った自慢
  • ②○年旅行している自慢
  • ③死にかけた自慢
  • ④ドラッグ自慢
  • ⑤白人の友達がいるアピール
  • ⑥マイナー国自慢
  • ⑦ローカル言語使ってた自慢
  • ⑧絶景スポット、既に行ってきたよアピール
  • ⑨最高級/最底辺のホテル自慢
  • ⑩悟ってる/人生観が変わった
  • ⑪グローバル人材アピール
  • 自慢が痛い旅行者にならないために
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無料で学ぶ英会話「Speak Up Radio」がおもしろい

こういう英会話教材はめちゃくちゃたくさんあって、今までいろいろ試してきた。主にPodcastとYouTubeに偏っており、今回は僕が好きで最近よく聞いている「Speak Up Radio」をご紹介。

このスピークアップレディオのどこがいいのかというと、

  1. 内容がおもしろい
  2. 聞き取りやすい
  3. レベルがちょうどいい

この3点が挙がる。

  • 内容がおもしろい
  • 聞き取りやすい
  • レベルがちょうどいい
  • スピードラーニングの会社が運営している
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クレジットカードで分割払いをする人はヤバいと感じた

僕がまだ会社員だった頃に、先輩がノートパソコンを買うという話をしていた。僕はMacBook Airを使っていたから「Macどうですか」という話をしたんだけど、「いやーMacはちょっと」と言われつつも名古屋駅裏のビックカメラへパソコンを見に行くことになった。先輩は色々悩んだ結果、富士通かダイナブックかなんかそのへんの20万ぐらいするラップトップを買うと決めた。決め手は色だったらしい。「シャアと同じ色だから」と言って赤いのを指差し、店員を呼んでレジに向かった。レジに金額が表示され、先輩はカードを出した。僕は可能な限りカード払いで済ます事が多く、周りにはカードで買い物する人が少なかったから「あ、この人カード払いなんだ。高額だからかな」と思っていたら

「5回払いで」

と言って驚いた。分割払い?僕は目の前で分割払いする人をそのとき初めて見た。

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日曜の昼にヘイトを書き連ねる

商業として成功したければ、感情に訴えかければいい。

理性への訴えが主ではなく、訴えは、大部分、オスカー・ワイルドが「知性より下のところを狙う」と名づけた方法によって進められています。 

ーE.H.カー「歴史とは何か」
本を読んでいる人が、頭が良く見えるとき - Letter from Kyoto

人を感動させることがビジネスになる。お金になる。だから成功したければ、基本として感情に訴えかけるのを忘れてはいけない。理屈やデータで組織は動かせても、個人は動かせない。

昔から言うだろう『技術の発展は戦争とエロによって起こる』って

seiyoku

その原則が性欲ビジネスにある。インターネットやアプリ業界、VRも生物の根源的な性欲を基盤に発展している。性欲を元に発展したビジネスは他に何があるだろうか。性欲に繋がるものは全てその派生した亜流と言える。ファッションとか、音楽とか、芸術とか

大事なのは中身ではない。雰囲気である。だから中身のない雰囲気商品が飛ぶように売れる。野菜の味よりも見た目が重視される。中身のない平和や戦争反対が支持される。売れたければ、雰囲気重視、なんとなく感情に訴えるものを作ればいい。それは理屈ではない。正解がない。過去を研究しても明日の答えは転がっていない。時としてわけのわからないものが当たり、時として同じことをやっても外れる。しかし、人間の感情には傾向がある。パターンを研究せよ。

人は事実や正論よりも、耳障りのいい言葉を求める

近年において消費者を感動させることに一番成功したのがアップルという会社だろう。そこにはスペックや数字では説明のしようがないハッタリと、かっこよさと、感動がある。アップルの成功商品はデザインとユーザーインターフェースである。アップル製品の設計は何よりも感情に訴えかける。その成功は理屈や数値では表せない。アップルは創業者の感覚で運営されていたみたいだが、通常の企業となると、消費者の感動を作るマシーンと化してしまう。そこに思想や情熱はない。技術と設計で感動を構築する。それはもはやビジネスモデルという名の金儲けマシーンである。消費者は感動にカネを払う。

結局アメリカにおいては、自分の経済的能力を評価するものは、消費者しかいないのである。消費者がどれだけ金を払おうとするか、ということしか評価基準がなくなってしまう。確かにそれがアメリカ資本主義を発展させる重要な契機になっている。しかし、この経済観念は一歩延長すれば、ユダヤ的資本主義のような別種のものへと移行してしまうだろう。モノづくり固有の卓越性の追求から消費者の満足の追求への移行は、禁欲的な労働倫理から利潤追求の精神への移行と対応している。

ー佐伯啓思「大転換」p138
資本主義の精神はどこへ行ったか - Letter from Kyoto

ビジネスで成功したければ感動を研究しなさい。性能や実用性ではなく、どうすれば心が動くか。本能に訴えかけることができるか。消費衝動を引き起こせるか。情熱はいらない、思想はいらない、魂はいらない、私情も余計だ。良いモノを作ろうとしなくていい。消費者の気持ちを考えて、人の感動データを研究して、カネを払わせるモデルを構築することだけが、あなたの仕事です。

消費者はバカじゃない?9割はバカです。世の中を見渡せばわかる。バカの感情に訴えかけるのが至上の命題です。このバカというのは知能が低いというよりも、むしろバカでしかいられないという意味を指す。自分の身の回りにある多種多様な事柄全てにおいて、誰がいちいち把握していられるだろうか。1割の人間だけがその分野に精通している。それ以外9割の人間はわざわざ頭を使っていられない、他の分野で1割に入るから、それ以外9割の分野についてはなんとなくやり過ごすしかない、全てにおいて1割の人間ではいられない。それがバカという意味。だから9割のバカ(=大衆=レイト・マジョリティ)に訴えかけるのが重要になってくる。

僕はそういう消費社会に打って出るのが嫌だ。誰かの願望を刺激したり、人が喜んだところで何も嬉しくない。お前ら全部不幸になれなんて全く思わないが、人がどう感じたり、どうなろうと僕には関係ない。だから、他人を喜ばせたりして金を巻き上げたりするのはだるい。知ったこっちゃねえよ、関わりたくねえよって思う。

「ミャンマーの柳生一族」感想・書評

「ミャンマーの柳生一族」は、ノンフィクション作家である高野秀行が、探検部の先輩で作家の船戸与一に連れられ、「河畔に標なく」という小説の取材に付き添った話だ。高野さんは今までにも「アヘン王国潜入記」や「西南シルクロードは密林に消える」などでミャンマーを訪れており、現地の事情に通じていてビルマ語ができるということで今回の付き添いに抜擢された。

いつもは非合法な手段で入国しているが今回は合法的に入国し、豪華なホテルに泊まり4WDの日本車に乗りガイドまで付くという一見普通の旅行記になっている。しかし、当時のミャンマーは北朝鮮のような軍事独裁国家であり、反政府民族との争いも絶えない。入国したところで観光できる地域も限られているような半鎖国状態だ。船戸与一は取材のためジャーナリストビザを取得、高野さんは観光ビザで入国し、軍情報部が付き添うという条件のもとで、取材の許可が降りた。

  • 「柳生一族」とは
  • ハードボイルド冒険ノンフィクション?
  • 辺境のインテリ
  • ミャンマー人の国際性
  • もう一つの失ったもの
  • 柳生一族はどこへいったのか
  • 関連書籍
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日記

JICA窓口へ行く

昨日青年海外協力隊に申し込んだ話を書いたけれど、9月の末頃に説明会があり、参加したときに「質問とか相談があったらこちらまで」というような窓口の案内を受けた。資料を持ち帰って見ていると、活動にはグループ型派遣と個人型派遣というのがあり、グループ型派遣がグループでどんなことやるのか全然書かれていなかった。ネットでも調べたけれど載っておらず「そうだ、窓口で聞いてみよう」と思い、窓口へ行ってみた。

受付のようなところにいるおばさんに

「JICAのコーナーどこですか」と聞いたら「あそこにチラシがあります」と言われた。何種類かのビラがおさまったラックだった。

「職員の人いないんですか」と聞くと
「今日は休みです。最近は説明会などで忙しくていないことが多いから、職員の人と話したければ事前にメールを送ってアポイントを取ったほうがいいですよ」と言われた。

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徒然日記

10月も半ばが過ぎた。最近何をしているかというと、何もしていないんだけど、しいて言えば、というところを日記としてつらつら書き残す。日本に帰ってきてだいたい4ヶ月経つ。まだ4ヶ月かと思いつつもすっかり日本の生活に馴染んでしまっている。めちゃくちゃ太った。日本を離れていたのはたった2年半という短い期間であり、もう思い出せない。その2年半だけ空白で、何事もなかったかのように抜け落ちてしまっている。生活費は、オーストラリアで貯めたお金と、Amazonやメルカリで身の回りの物を売ったりしてほそぼそと暮らしている。ただそれだけ。オーストラリアドルがだだ下がりで困っており、アメリカの選挙が終わってレートが変わったりしないかなーと願っているけれどあまり関係ない気もする。ワーキングホリデー関連のことは一通り終わった。税金の返金もされて(6,000ドル近くあった)、年金の返金手続きも終えて送られてくる小切手を待っている。

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メルカリで「悪い」評価を付ける人の特徴

ほそぼそと、メルカリで物を売っています。月に数個しか売れていないためまだトータル10個ぐらいですが、早くも「悪い」の評価をつけられてしまいました。メルカリのシステムとして、自分が評価をしないと相手の評価を見れない、さらに一度つけた評価は変えられないという特徴があるため、評価が一つ下がっているのを見たときは驚きました。何しやがんだコイツ。しかも「悪い」の評価をつけておきながらコメントは無し。俺に何の恨みがあるんだ。そういわけで、メッセージを送って尋ねてみましたが、よくわからない回答だったので送り返したら返事が来なくなった。ああ、これ多分クレーマーと同じ。こんなことをするのは。

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