現場から送る日常英会話4

久しぶりに英語に関するエントリーです。英語はずっとサボっています。
カナディアンが話している言葉を聞いていると、だいたい同じ単語を使っている。同じ意味を持つ違う単語はたくさんあるにも関わらず、よく使われる言葉とあまり使われない言葉があるみたいだ。日本語でも同じだと思う。

 

reallyの有用性

really?(マジで?)

地下鉄の中で二人の男性が会話をしていた。会話というか、一人が一方的に話してもう一人はひたすら相槌を打っていたのだ。その相槌が "really?" これだけ。5回ぐらい繰り返していた。発音が難しく、カタカナ英語では「リアリィ」となるがrが先頭に来るため巻き舌から始まり「レリ?」みたいな発音になる。やはりどうもカタカナでは表記できない。
英語の発音を学んで知ったことは、重要なのは口先ではなく口腔内で発音すること。そのため縦に大きく口を開けたり舌を下げたりして、空間を作り発声することを意識する。

I really~(マジで〜なんだよ)

多分意味合いとしてはsoとかsuchと同じだと思う。「お前本当に~が好きだね」みたいに"you really like~"は日本でも使っていた。用法が合っているかは知らない。今年の夏に流行った歌でこんな歌詞があった。

"I really don’t care."(マジどうでもいい)

not really(言うほどじゃない)

まあこれ、前回のsureと同じでreallyがよく使われるからnot reallyも当然よく使われる。謙遜するときなどに言うのかな。僕は一回しか言ったことない。

"Your English is amazing!"(英語うめえな)
"No, not really."(そんなでもねえよ)

just kidding(冗談だよ)

"I’m joking"ってのは聞いたことあるような無いような。"I’m not serious"は一度言ったことあるが正しかったかどうかは不明。just kiddingが一番使いやすく意味わかりやすい。「ガキっぽく振る舞った」から来ているが、ふざけた時や冗談を言った時気軽に使える。

actually(ジッサイ)

これほぼ全員のカナダ人が言っている。1日1回は絶対言っているので是非使えるようになろう。副詞なので特に文頭に付けることが多い。もしくは主語の後とか。

"But actually, I wasn’t a good student."(でも実際は良い生徒じゃなかったんだよ。)

I think so / I don’t think so(そうだね / そんなことないよ)

これも超便利だ。相手が何言ってるかわかってない時もとりあえず"I think so"とか言ったりする。簡単だし、間違っていない表現でちゃんと英語話者もみんな使う。

"Japanese women don’t like me at least in Toronto"
(日本の女性は俺を好きじゃないみたいだ、
少なくともトロントでは。)
"I don’t think so."
(そんなことねえんじゃねえの。)

I mean~(〜という意味で)

"It means~"も同じだ。"What's the meaning?”はよく言う。この言い方があっているかは知らない。I meanはかなり便利だ。外国語だと、意味が相手にちゃんと意味が伝わらないことが多々ある。そんなときに"I mean~"は「こういうことを言いたかった」という風に使える。誤解された時や、誤解を招きそうな表現に被せて"I mean~"と使える。

"You know what I mean?"(言ってることわかる?)

疑問文の体を必ずしも取らない

さっきの"you know what I mean?"みたいに、必ずしもDo you know?のような疑問文の形を取らないことが多い。これは口語の話だ。テキスティング(LINEとかメッセンジャーとか)も同じ。ただしこの用法は、基本的には確認するだけのケースに多い。文語(手紙や文章、メール)だとちゃんと文法通りに書く。

日本語の意味をなんとなく掴む

正直日本語訳が何であるかはあまり関係ない。重要なのはこれらがよく使われるということ、日本語でだいたいこういう意味合いだということ、どういう状況で使われるかということ、その3つだけ。だから日本語訳もスラングではないが、日常会話で用いられそうな会話表現を選んでいるつもりだ。英語表現については以前の記事を参考に。 

アメリカ、イギリス、オーストラリアは違うと思う

今回挙げた表現を「聞いたことある」とか「無い」とか、英語表現としてどうとか、人によって意見があるかもしれませんが、そのあたり結局国や地域、付き合う人で変わってきます(言葉としての間違いも含め)。だからここに上げた表現が必ずしも正しい、流行っている、有用だとは言えません。同世代のトロントニアンは大体こんな感じでした。