バイクのキーを首からさげる

何の映画だったか忘れたけれど、その映画自体は特に面白かったというわけではなく、登場人物の一人がハーレーに載っており、そのキーをネックレスのように首からさげていた。先のキーだけ取り外せるようになっており、乗っている間はただのチェーン、乗っていない時は首からさげ、「俺はバイクに乗ってきているから」みたいにネックレスを持ち上げると先にキーがついている。そういうシーンがあった。

スポンサードリンク  

あれがかっこよくて、僕は真似していた。僕はハーレーみたいないいバイクには乗っておらず、またネックレスではなくヒモも先に小さなカラビナみたいに簡単に取り外せる金具をつけてキーをさげていただけ。まるで鍵っ子のようだった。そして何故かこのスタイルをやっている人を他に見かけなかった。失くさないし便利だと思うんだけどな。かっこ悪いからか。僕はかっこいいと思ったんだけど、あれはハーレーでチェーンだからかっこいいのか。まあ見せびらかしたりはしなかったけれど、鍵っ子みたいだから。

以前に書いたように、やはりバイクに乗るのは人に勧められないけれど、イタリアとかもっとたくさんの人がバイクに乗っていると聞いたことがある。移動手段というよりは、釣りやフットサルといった趣味の一つとして。僕は完全に移動手段だった。ツーリングというのは数えるほどしか行ったことがない。ソロツーリングというか、流しであればよく走っていた。深夜のソロツーは事故った時に死ぬ確率が上がるためおすすめしません。 

趣味としてのバイクが特別死亡率が高いかというと、実際そうでもないと思う。例えばサーフィンとかすごく危ない。溺れたりフィンで切ったり、友人の一人も足を切って傷になっていた。他には登山とかもかなり危険な部類に入ると思う。危険度は登る山にもよるけれど、どの山だって一応遭難及び死ぬ可能性はある。旅行を趣味として挙げるのは頻度が低いためどうかと思うところもあるけれど、旅行も危険だ。行く場所にもよるが。だからバイクが特別際立って危険かというと、エクストリームスポーツの方が危険だし、日常的な移動手段として利用していれば死亡率は上がるものの、趣味としてであれば他とそう変わらないんじゃないかと思う。というわけで乗りたい。トロントでは乗れない。