アクセス数、反響、広告収入、ますますどうでもよくなってきた

ブログ利用の仕方にはいろいろあるけれど、ブログが収入を得る手段としてネット上で脚光を浴びるに反比例して、僕自身はどんどんそういう方向から遠ざかるようになってきた。更新頻度は激減しており、更新の仕方も雑になっている。写真だけが増えたり文章だけが増えたり、タイトルや中身も目を引かないものが多くなった。それでもブログは続けている。

「あいつらとは違う」という線引き

それはやはり、僕にとってブログが手段ではなく目的となっているからだろう。何のためにブログを書いているかというと、人と繋がったり名前を売ったりお金を稼いだりするためではない。飽くまで書くことそのものが目的となっている。「じゃあ何のために書いているのか」って、それはやはり無くはないけれど自分の記録を残したいとか記憶を残したいとかそういう極めて内向きな理由であり、思い出のアルバムみたいなもんだ。そういう事を言い出すと「じゃあ公開する意味無いじゃん」とかどんどん話が逸れていくため、そのへんは以前にもまとめているからそちらに誘導しておこう。

続けてもいいことはない

などと言いつつもGoogle AdSenseやAmazonの広告は貼っているしブクマがつけばセルフブックマークするしツイートされたらリツイートする。でもそれらは、主要項目ではなく、主要目的でもない。それらについて主体的でもない。飽くまでオマケ、補助に過ぎない。アクセスを増やすためにやっている自覚はなく、そんなことでアクセスは増えないと思う。現に年々アクセス数が減り続けており、2年前のほうが多かった。広告収入なんかもはてなブログproがペイ出来ている程度のあってないようなもんだ。ついでに言うとはてなブログproにして広告代がその程度なら意味あんのかっていうと、広告の位置を変えられるメリットがある。僕の場合トップページは広告非表示に、PC向けは1ヶ所表示、PC向けの写真記事は非表示、モバイル向けには2ヶ所表示と使い分けている。話を戻すと、ブログで儲かったり何かを得たりは全然しておらず、むしろそういうのから段々と遠ざかっている傾向にある。そういうのは自分にとって特に重要ではない。

電子書籍で儲けてください

2013年に一度Kindleダイレクトパブリッシングから電子書籍を出した。それは単にやってみたかったからだった。そして6月にブログ上で書いていた旅行記を「電子書籍でまとめて読みたい」という声があったから、それも出そうと準備していた(思いの外めんどくさくてほったらかしていた)。しかし、最近になってTwitterなどで電子書籍界隈の儲け話を目にするようになり、途端にやる気をなくした。ブロガー諸君は電子書籍で金儲けをたくらんでいるらしい。そういう言い方をすると悪意がある。別に皆が皆、金儲けのために電子書籍を出すわけでもないだろう。それにしてもそういう話題が盛り上がるに反比例して、僕の気持ちはどこか冷めてしまう。ブログ飯もマネタイズもそうで、なんかそういうのとは一緒にされたくない。そういう風に見えるんだったらほとぼりが冷めるまで待とうと思ってしまう。

趣味かビジネスか

ブログ飯もマネタイズも電子書籍も、ビジネスの手段として行っている人は今やるのが正当だと思う。でも自分はそうじゃない。手段と目的を履き違えたくない。自分はなんのためにブログを書いているのだろう、なんのために電子書籍を出すのだろう、そういうことを考えると、時流に乗るのは違うという結論に達する。繰り返すが金儲けが悪いとは思わない。でも自分の理想というのは、金儲けとは全然違う場所にあり、それを混同してしまわないよう明確にしておく必要があると感じる。この手の話は以前にK Diaryのカクタニさんともしたことがあり、興味があればそちらもどうぞ。

そういうことは敢えて書くようなことではなく、多くの日記ブロガーやただ自分の日常を書き綴っているだけでアクセスとか広告とか全く気にしていないような人たちはそんな話題に触れもしない。そもそも彼らはブログ界隈の話題そのものに関心がなく、疎いかもしれない。人のブログをあまり読まない僕でもはてブは見ているから変にそういう見出しに引っかかり、こんなどうでもいい事を書いていたりするのだろう。