人と飲む機会が多くて本当に憂鬱だ。理由は単に、酔っていると羽目をはずしてしまいがちだから。大脳皮質が麻痺してしまって感情がほとばしり、普段言わないようなことをぺらぺらと口にしてしまう。失うようなものなんてないんだけど、言わなくていいことを言ってしまったなーと後悔する。
場が悪い、相手が悪いのかもしれない。友人だったり、気にしない相手と飲んでいたら何を喋っていようがどうでもいい。でもそうじゃない相手と飲むのは憂鬱だ。理性のタガが外れて言いたくないこと口走って次の日の後悔を繰り返している。聞きたくないこともたくさん聞いて、一体誰が得するんだろうと思う。全然楽しくない。酔っていても下世話なネタではなく、もっとなんか真面目に議論してたりするほうが性に合っている。
人からはよく「川添さんは酔っているときのほうが表情豊かで接しやすく話しやすい」などと言われる。しかし自分としては、理性のコントロールが効いていない状態なんて嫌でしょうがない。危うさや後悔の種でしかない。だから、断ればいいんだ。もともとお酒を飲む場は好きじゃない。雰囲気だけで中身のない楽しさなんて忌々しいだけ。
お酒の失敗はたくさんしてきた。結局、家で一人で静かに飲むに限る。