ワイヤレスイヤフォン素人が最近知ったあれこれ

アトロクでワイヤレスイヤフォン特集を聞いて以来、少し調べている。知識ゼロからのスタート。eイヤホンが配信している初心者向け動画みたいなのを見たが、これがやっとわかるようになった程度。この内容は全くの初心者には難しかった。

充電時間とワイヤレスのジレンマ

上の初心者向け動画でも言われているように、トゥルーワイヤレスイヤフォン(耳にはめるだけのコードで繋がっていないもの)の再生時間は2,3時間しかないというのが標準だった。

「ちょっと待って、たった2,3時間で充電しないといけないの?」

まずそう思った。音楽つけっぱなしで使うことが多い身としては、2時間なんてあっという間だ。2,3時間で充電なんて、そんなものが使い物になんのかと。最新機種でもそういうものがあり、トゥルーワイヤレス周りではAirPodsのような5時間連続再生でさえ長めと言われている。当たり前だけど有線のイヤフォンは充電なんて必要なく、無線でもコード付きは5,6時間連続再生当たり前、12時間なんていうような1日あたりの充電を気にしなくてもいいものもある。

「充電してまでイヤフォン使うのはめんどくさい」と思う層も多いんじゃないだろうか。今でも有線イヤフォンやヘッドフォンを使っている人の多くは、ワイヤレスは値段も高いし、充電の手間をかけてまでわざわざ使うまでもないと思っている人たちだろう。ワイヤレスイヤフォンの利便性は使ってみないとわからない。充電の手間をかけてもワイヤレスは快適ですよ。

ワイヤレスの快適さを一番感じるのは運動しているときだろう。ジョギング、ワークアウト、今では泳ぐときに使えるほどの防水機能を備えたものもあるらしいが、とにかく首周りから手元にかけての間をさえぎるコードがないというのはこれほど快適なものなのかと実感する。普段運動しない人だってワイヤレスめっちゃ快適だから、使ったことがない人は一度使ってみればいいと思います。

連続再生9時間も登場

しかも、eイヤホンが最近レビューしていたのは、9時間も連続再生ができるGLIDiC Sound Air TW-7000。

最近になってようやくトゥルーワイヤレスでも、連続再生9時間という丸一日使用していても充電が気にならないようなものが出てきた。同じく長時間再生可能なトゥルーワイヤレスばかりを比較した動画もあった。

この人はポタフェスというポータブルオーディオフェスに実際足を運んで聴き比べてきたようだ。動画で紹介されている中ではNUARL NT01AXが10時間、AVIOT TE-D01bが9時間と長いの増えてきている。値段もAirPodsとそんなに変わらない1万5千円〜2万円台。

NT01AX | NUARL

連続再生時間は気にする必要あるのか?

3万円台、4万円台するハイスペックなモデルに限って、今でも2〜4時間連続再生というものが多い。ハイレゾに対応していたり、ノイズキャンセリングがついていたり外音取り込み機能がついていたり、防水がしっかりしていたり、とにかく音質にこだわったものや高機能なモデルについては、最新モデルであっても依然として再生時間が短い。

連続再生時間の短さをカバーするために「ケースで15分充電すれば2時間再生できる」という充電機能付きケースが標準で備わっている。これがどの程度活躍するのかは使い方次第である。移動時間などに外で音楽を聞くだけなら「実質2時間以上も連続再生しない」という人だって多いだろう。その合間10分で充電が完了するなら十分実用的なんじゃないか?ずっと音楽をかけっぱなしで作業するという人だって、2時間の間に10分ぐらい休憩を入れてもいいだろう。「2、3時間しか連続再生できない」という充電にまつわる厄介事は、意外と問題にならないかもしれない。

ただ音楽を聴くだけじゃなく

だから、充電時間なんかよりも音質、機能を重視してワイヤレスイヤフォンを選んでもいいと思う。中には「シャワーしながら使いたいから、防水じゃないなんてあり得ない」という意見もあった。AirPodsは防水じゃないし、先程挙げた9時間連続再生のGLIDiC Sound Air TW-7000、10時間のNUARL NT01AXも防水性能は高くないようだ。AVIOT TE-D01bはIPX7の完全防水だった。SONYのWF-SP900みたいに泳ぐことを前提に作られている商品もある。シャワー程度ならIP56のJabra Elite Active 65tでも十分だろう。

AppleWatchと連携したり、運転中にSiriを使いたいなんていう人はやっぱりAirPodsが一番親和性が高いかもしれない。最近ではアップル製品以外でもSiriに対応しているワイヤレスイヤフォンはあるが、設計思想からしてAirPodsのほうがiPhoneなどのアップル製品と親和性が高いのは間違いないだろう。AirPodsは特別なワイヤレスイヤフォンではなく、ただ普通にiPhoneで使いたい人向けだというレビューもあった。

ワイヤレスイヤフォン周りを調べていると、音楽を聴くためだけにイヤフォンを使用する時代が終わったことを実感する。ワイヤレスイヤフォンは、従来のコード付きイヤフォンの頃にはなかった思想で動いている。いかにスムーズにスマートフォンやsiri、スマートスピーカーと連携するか、デジタルガジェットやアプリと、人間の耳と口を繋げることに重きをおいている。ワイヤレスイヤフォンはただ音楽を聞くイヤフォンではなく、耳に装着する多機能入出力デバイスの趣が強い。

知らないブランドだらけ

音楽にもオーディオにも疎いが、さすがにBOSEやSONYは知っている。オーディオテクニカとかも使っていた。JBLやJabra、ゼンハイザーも聞いたことはある。しかし、ワイヤレスイヤフォン周りを調べていて出てくるのはGLIDiC、NUARL、AVIOT、などという聞いたことのないブランドばかり。素人にはそういうのが不安だ…。

これらはもしかすると、ワイヤレスイヤフォン市場が新規参入で盛り上がっているという意味なのだろうか。クラウドファンディングで製品化に至った商品なんかもいくつかあるようだ。しかしAmazonなんかを見ていると本当に玉石混交で、バカみたいに安いものもあったりしてヤバイ雰囲気が漂っている。「マジどれがいいのかわかんねーよ」っていう意見は正しい。なんならオーディオ素人には試聴したってわからない。

でもまあ、店頭でオーディオ屋の店員が勧めている商品や、YouTubeでオーディオマニアが勧めているような商品は堅いんだろうなと思う。一部ガジェットファンは新しいものに飛びつくだけの人もいたり、ユーチューバーでも目立つだけで専門性に欠ける人もいるかもしれない。中には売りたい商品を勧めてくるだけの店員もいるかもしれない。そのあたりはさすがに自分で判断するしかないです。

自分が欲しい性能を頭に浮かべて動画を検索するなり、店員にきくなり、ネットで口コミや評判、レビューを検索するなり、自分が得意なやり方で選んでみましょう。人を見る目があるなら店員に聴くのが一番楽。人が苦手だけど情報収集が得意ならネット記事を検索してもいい。その中間がユーチューバーあたりだろうか。

デザイン性の問題

昨日女の人とワイヤレスイヤフォンの話をしていたら、「女性がほしいと思うようなデザインがない」と言われた。確かに色も形も無骨なものが多い。黒一色だったりシルバーが一般的だ。その人はSONYのWF-1000Xを、デザインと遮音性で選んだと言っていた。宇多田ヒカルがCMしてたやつ。

AirPodsは元々耳に合わず、iPhone付属のイヤフォンさえ使っていなかったから検討しなかったらしい。デザインもあまり好きじゃないとか。デザインに関しては、ヘッドフォンほど多様ではない。トゥルーワイヤレスに至っては従来のイヤフォンより露出する面積も大きいため、デザイン性で選ぶ人も出てくるだろう。こればっかりは服と同じで、現物を耳につけてみるのが一番だと思います。マスターアンドダイナミックのMW07はどうって聞いてみたら、「色も形もカメムシみたいで無理」と言われた。

ワイヤレスイヤフォン周りとは直接関係ないけれど、知り合いがBOSEの睡眠専用イヤフォンを買って、なかなか良いとのことだった。ネットのレビューもおもしろかった。

BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ

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