ハーレム願望について

一人の男性にたくさんの女性が群がったり、囲ったりしている状態はハーレム状態と呼ばれている。男性向けのマンガやアニメには"ハーレムもの"と呼ばれるジャンルがあり、一人の主人公を巡って多数のヒロインが競い合う。ジャンルフォーマットとして典型になったのは「ラブひな」あたりからだろうか。ウィキペディアにも項目があった。

ハーレムもの - Wikipedia

去年見たバチェラーなんかも、いわゆるハーレムものにあたるのかもしれない。マンガ・アニメに限らず一定の需要があるということは、ハーレムに憧れる人が多いということなのだろう。男の夢?なのか?

個人的には、ハーレムに対する憧れはない。まず僕はキャパシティが乏しいため、人の名前をたくさん覚えられない。だから浮気とかもできないと思う。名前を間違えるだろうし、誰と何をしたとか全部ごっちゃになってしまうから、一人としか付き合うことができない。願望以前に、能力の欠如があった。

男性に限らずそういう状況に憧れる女性もいるのだろうか?ハーレムの男女逆版を逆ハーレムと言うそうだが、先日まで見ていたバチェロレッテはまさにそんな感じだった。バチェロレッテは複数の男性の中から一人を選ぶ番組だったけれど、本人がとてもつらそうだった。しょっちゅう泣いていたし、みるみる顔はやつれていった。逆ハーレムの状況を楽しむタイプの人ではなかったように見えた。

複数の男性が一人の女声を巡って争う、みたいな描写は逆ハーレムとまで言わずともよく見かける。マンガ、アニメ、映画、ドラマ、小説、そういう状況を楽しいと感じる人がいるのだろうなー。自分には全くわからなくて、めんどくさくないのかなーと思う。めんどくさいと感じるのが、甲斐性がない証なのだろう。

やはり、選び放題なのが嬉しいのだろうか?それとも複数の人から自分が求められている実感が嬉しいのだろうか。どちらの人もいるだろうし、同じ願望でもどちらであるかによって、全然違うなーハーレム願望。選び放題が嬉しいのは、いろいろな相手と遊びたい性欲かもしれない。求められて嬉しいのは、いろんな人に愛されたい、いわゆる承認欲求かもしれない。僕はそのどちらも乏しくて、ハーレム願望をいだかないのだろうか。