「ウルトラマンZ」を見ている

最近アトロクでウルトラマン80の特集を聞いてから、 Netflix でウルトラマンZを見てみた。特集の中でもウルトラマンZの話題が何度か出ており、オタク達の間で評価が高いことが伺える。これまで 平成ウルトラマンとでも言うのか、ティガから始まる新シリーズは全く見てこなかったが、幼い頃はウルトラマン愛好家でもあった。幼いと言っても本当に小学校に入るぐらいで見なくなってしまったが、 当時TSUTAYA などのレンタルビデオ屋へ通っては、ウルトラマンばかり借りて見ていた。

マンのシリーズは結構見た。それ以外だとセブンが一番好きで、セブンに関してはキングジョーのエピソードをよく覚えている。確かセブンが一回負けて、一回で終わらない珍しい回だった。よく見たと言ってもせいぜいこんなもんで、エースやレオ、タロウなどは全然見ていない。今回特集になっていた80については、レンタルへ行くと全く貸出中になっておらず、いつでも借りることができたため何度か見たことはある。内容は全く覚えていない。そういえばタイの神様かなんかの、ハヌマーンというのもあった。「ウルトラマンができるまで」という再現ドラマのようなのは見た。

ウルトラマンZの話。ウルトラマンZは、僕が今までに見たことがあるウルトラマンのイメージと違い、かなりコメディーに寄った作品だ。まず、ウルトラマンが人間の言葉をうまく使えないという設定から、敬語と砕けた言葉を織り交ぜてしゃべる変な外国人みたいな喋り方をする。ウルトラマン自身も結構喋る。ウルトラマン同士が普通の人間たちのように会話をする。もしかしたら新シリーズは割とこういった傾向があったのかもしれないけれど、新シリーズを全く見ていないので新鮮だった。

また、旧作ファンウケを狙っていることが露骨に出ており、旧作の怪獣やウルトラマンたちが多数登場する。登場のさせ方も、旧作ファンをがっかりさせないような配慮が効いた感じがする。僕自身は旧作に対してもそこまで深い思い入れがあるかと言ったら微妙なので、その配慮をしっかりとくみ取ることはできないのだけど、多分ファンの人が見て納得する作品に仕上がっている。

旧作を知らなければ何のことかわからない展開やキャラクターがたくさん出てきて、初見の人は置いてけぼりをくらうのかもしれない。Zから入った人達は、見方を変えれば登場人物と同じ目線で作品に接することができる。旧作のキャラクターも一部説明していたりするから、僕のように30年ぶりぐらいにウルトラマンを見た人を沼にはめるような仕組みになっていると言えなくもない。

全般的にはやはり、子供向けの特撮には違いなくて、大人が真面目に見るには少々辛いところもある。この辺りは、シンゴジラのようにはできていない。だからウルトラマンZを見るにあたっての心情としては、頑張って久しぶりに童心に帰るか、もしくは今の時代の子供向け作品がどういうものなのか、観察的な目線が見やすいかもしれない。 特撮好きかもしくはよほどのファンでないと、入り込んで楽しむのは難しい作品といえる。 そういう意味では、所々のコメディであったり、昔のウルトラマンや怪獣の登場が、大人に見やすくさせているのは間違いない。

冷静に見ると、ウルトラマンの世界は毎週災害がやってきて非常に住みづらい。どんな未来よりもディストピアだと思う。住民たちが笑って毎日を過ごしているのが、ある意味怖い。

ウルトラマンZ - Netflix