有料記事に何を書こうかって話

有料記事ったら普通、金銭的価値があると見込める情報に値段をつけるもんだろう。お金を払わないとたどり着けないお得情報とか裏情報的なやつとか、読む人が何かプラスになる内容を書くのが相場だと思う。ノウハウとか情報商材とかゴシップとか?僕にはそういう持ち合わせはないし、ここがそういう話をする場でもない。

ただ最近は新聞社だったり雑誌のWebサイトで、過去記事が有料になっていることも多い。序盤が少し読めて記事全体がどんな内容か大まかにわかったあたりから半分透明になり「ここから先は有料」となる。あれってみんなお金払って読んでるの?僕は「ここから先」が来たらだいたいそっ閉じする。でもその「ここから先」が気になる人はお金を払って読み、そうでない人は閉じる。それだけのことだった。

つまり「ここから先」に書かれている情報に価値があるとかないとかは、あまり関係なかった。それは読む人が自ら判断することで、例えほとんどの人がそっ閉じする内容でも、誰か一人が読むならそれが有料コンテンツであったって構わない。もっと言えば、誰も読まなくたっていい。人に見せたい内容ではなく、隠したいことを有料化してしまえばいい。

何でそんなものをわざわざ書いたんだ、書くんだってことになる。人に読ませたくないものを、わざわざ有料にして公開する意味は?うーんそれはまず第一に、大多数に読まれたくないっていうことがあるだろう。全く誰にも読まれたくないわけではなく、人目につきたくない。僕はこれまで特に炎上を心配することはなかったけど、過去に通報されて広告が止まったことはあった。それでいくつかの日記は削除している。

当時は何も気にせず自由に書いていた。でも通報とか広告の停止とか記事の削除とかそういうのがあると、正直めんどくさい。かといって規約違反になるような内容は有料記事でもアウトだから、そんなことを有料で書こうと思っているわけではない。ただ人目につかないところで書くことは、それなりに意味があるということを知った。

第二に、一応表向きの顔みたいなものを繕いたくなってきた。現実の知り合いにも、たまにここを教えることがある。ここでは恥ずかしい内容を大っぴらに公開していて、そういうのが対外的に許されない時代になった気がする。それこそ10年前は全く気にしてなかったけど、今は「そういうのは裏でやってますよ」という体に一応しておきたい。ここを訪れる大多数の人は、お金払ってまで裏の顔なんて見たいと思わないだろう。一部の人に興味持って読んでもらったら、それはそれで「これは裏話か」という暗黙の了解ができる気がする。

第三に、今の世の中は建前上とにかくポジティブなことしか求められていない気がする。だからネガティブな話はとにかく全部隠れてやるのが正解なんじゃないの?と思った。ネガティブな話はどんどん裏へ裏へと追いやられているのが現実ではないですか?今僕はてきとうなこと言ってます。

まあでも別にそんなことは、どうだっていいか。というわけで僕は有料記事に有料のコンテンツを提供しているっていう自覚はない。そこに特別なサービスとか価値ある情報はないと思う。結局有料記事に何を書こうか。これまで試しに4つぐらい書いた。

有料 カテゴリーの記事一覧 - Letter from Kyoto

今んところ全部愚痴ですね。愚痴とかも確かに大っぴらに書くことが憚られる内容だから、今のところそれでいいのかもしれない。まだ使い始めなので、メタ有料記事なことをまた書くかもしれないです。

以下は短いけど、僕が有料で何書くかヒントになったきっかけを有料で残しておきます。サブスク入ってもらってる方は都度課金とか気にせず読めます。サブスクは年間500円なので、1記事ずつ買うよりトータル安あがりです。

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