久々に読書

・愚者が出てくる城塞が見える–マンシェット
サスペンス小説とでも言うのか、そういうの初めて読んだ。昔の本なんだけどその後この手の手法は真似されまくっていて、今読んだら新鮮味が無い。やはり娯楽小説というのは読むべき時期に読まないと内容が古くなるんだろうか。

・頼むから静かにしてくれ–レイモンドカーヴァー
レイモンドカーヴァーの初期の短編集だそうで、暗い。救いが無い。内容も、実に生々しい。一般アメリカ人、成功していないアメリカ人の日常における失敗や挫折、それに伴う苦しみ、悲しみ、痛み、それだけ。

・愛を語るとき、我々の語ること–レイモンドカーヴァー
このあたりから救いの兆しが見えてくる、まだまだ見えない。家庭不和、主に夫婦の不仲や離婚を描いた話が多い。あれだけ幸せに見えた結婚を遂げたはずの夫婦が、そういった経緯で、たったそれだけの失敗で、全てを駄目にする。

短編とはいえハイペースハイペース