理想の生活に必要なもの

最近改めてシェアハウスに関する記事を読んだり、田舎生活に関することを読んだり、Gracelandというドラマを見ていて、理想の生活とはどういうものか考えてみた。 

これは何も、僕にとっての恒久的な理想というわけではないけれど、仮に雑誌『kinfolk』に載っているような日常生活を送るには、何が必要か。とりあえずそういうものを思い浮かべてみた。 

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KINFOLK JAPAN EDITION VOLUME TWO (NEKO MOOK 1985)

KINFOLK JAPAN EDITION VOLUME TWO (NEKO MOOK 1985)

 

自然

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photo by Kanaka Menehune

海、太陽、温暖な気候は必須だろう。山と川も揃っていれば言うことがない。こういう土地はトロントにいては考えられないと思った。北欧やロシア、カナダといった極寒の地というのは現実的には誰からも好んで住まれない。砂漠は言うまでもない。
となると、リゾート地になってしまうのだろうか。オーストラリアのゴールドコーストなんかは近いと思った。ただ、物価が高すぎて長居できる気がしない。アメリカだったらマイアミだろうか。日本だったら沖縄以外に考えられない。ここらはハリケーンや台風といった災害が毎年ある。そういうのがない場所なら尚良い。地中海沿いのスペイン、イタリア、ギリシャあたりの海岸や離島は誰もが住みたいだろう。

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photo by denisbin

新しいものでない方がいい。現代的な設備を完備していなくていい。寝られる温度で、雨風と虫を凌げれば良い。シンプルな方がいい。ごちゃごちゃと物はたくさんいらない。必要なものと、必要なスペースがあれば十分じゃないだろうか。
古いものであっても、根本的に頑丈な物がいい。壊れて直すのを繰り返すのは大変なので、現代的で綺麗でなくてもいいから壊れないもの、堅牢な建物が理想。
場所は自然の中だから、どうしても交通が不便になるだろう。その分安く済むとは思うが、逆に高いお金を出せば、両方兼ね備えたリゾート地に済むこともできる。最寄り駅までは自転車で行くか、車しかないんだろうな。

仕事

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photo by Jordan Sim

毎日どこかに勤務するという生活は成り立たない。出来ないことはないが、時間がかかって大変だ。ためてまとめて持っていける仕事か、webさえあれば成り立つ仕事か、逆に来てもらう仕事か。基本的には自営業になってしまうんだろうな。
仕事は何かに集中せず、なるべく分散出来た方がいい。何かに本腰を入れて取り組む環境とは言いがたい。宿泊所兼、レストラン兼、習い事やアクティビティの活動場所兼、事務所といった感じで。仮に軌道に乗ることがあれば集中すればいいんだけど。
ある程度の自給自足はあったほうが便利だろう。栽培できるものはした方がいい。近所にスーパーやコンビニはないと思う。

仲間

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photo by Yann!s

何かに特化している人が何かの仕事を仕切ることが望ましい。それぞれの活動を先導する役割として。だから、仕事をメインに人を集めるということも考えられる。そこまで専門的な、プロフェッショナルでなくていい。そんな人は自分で開業するか専門職に就くだろう。かじっていたり、興味があって自分が中心にまとめていけたらそれでいい。
共同生活が基本となるだろうが、大人なので各々が過度な干渉をしあわず、独立していた方がいい。得意分野や人手としてお互い補完しあうことはあっても、フリーライダーを生まず割に合う形で維持できる方がお互いのためだ。

どうすれば実現できるかというところまでは真剣に考えていないけれど、突き詰めていけばもしかすると何か見つかるかもしれない。少なくとも住む場所の候補ぐらいは。