猫アレルギーについて

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photo by BrotherMagneto

僕は猫アレルギーなんだけど、中学生ぐらいになるまでそのことを知らなかった。親は知っていた。産まれた当時かいつか知らないけれどアレルギー反応テストか何かにひっかかっていたらしい。母親は猫が嫌いだったから飼うはずもなく、周りに飼っている家がなかったためか、知らされないままだった。しかしその、中学生ぐらいの時に母親の実家で猫を飼い始め、僕が訪れた際に妙にくしゃみが連発した。扁桃腺も腫れてきて、これは変だと思っていたら

「あんた猫アレルギーやから2階上がらんとき」

などと急に母に言われた。僕の当時の心境としては、ハア?何それ初耳なんですけど。

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僕はアレルギー体質で、日本を出たかった理由の一つとして花粉症の症状がひどすぎる(鼻の粘膜を焼く手術をしても例年通りだった)ということもあった。それ以外にも小学生の頃、別のアレルギーのアナフィラキシーショックで救急病院にも行った。アレルギー体質の子を持つ親としていろんな苦い経験をしているにもかかわらず、外を歩けばどこにでもいる猫のアレルギーを本人に告知していなかったとか、なんててきとうなんだろうと子供ながら思っていた。それ以降は意識的に猫を避けるようになった。元々そんなに接点はなかったけれど。

トロントでホームパーティみたいなのに呼ばれたとき、その家では猫を2匹飼っており僕は猫アレルギーだから行けないと断った。しかし「うちの猫は品種が良いから問題ない」と言われ、そんなわけあるかと思いながらも猫に対するアレルギー反応はくしゃみ出まくって扁桃腺貼れるぐらいだから、症状が出たら帰ろうと思って参加した。結果的に症状は出なかった。猫を抱いたりする羽目にもなったが問題なかった。これは僕の猫アレルギーが知らない間に治ったのか、それとも本当に大丈夫な品種なのか。多分治ったってことはない。僕は猫が全部ダメだと思っていたから、大丈夫な猫が存在するなんて驚いた。ありえるんだな、そんなこと。

今回こんなことを思い出したのは、ポーランドで泊めてもらう予定のお宅でも猫を飼っているそうなのだ。20代前半の若いカップルが住む家で街中から近く、日本語が喋れて1週間も泊めてくれるポーランド人なんてもう他に見つからないから逃す手はないんだけど、猫だけが心配だ。もし症状が出たらお断りして他に泊まるところを探さないといけない。まあホステル行けばいいだけなんだけどさ、大丈夫な猫だったらいいなあ。