京都のカフェの話

先日、東京から来たやや年配の人と話していた。その人は渋谷区に住んでおり、京都に来たら必ずカフェ巡りをするそうだ。

「東京にはカフェがない」

とその人は言う。ルノアールとかスターバックスみたいなチェーン店ばかりで、独立系の店舗に行こうと思えば郊外に出向かないとないらしい。もしくはパンケーキ屋のような、コーヒーを主体としていない店ならあるとか。

その点京都に来れば、街中のあらゆるところに個性的なカフェがたくさんあって楽しいそうだ。それも古くからある純喫茶と呼ばれる形態や、比較的新し目のefishみたいなところまで、近い範囲によりどりみどりでカフェ好きにはたまらないと言う。

僕は東京に住んだことがないから詳しくは知らないけれど、そこら中にカフェがあるというのは京都だけでなく大阪も同じだから、割りと当たり前だと思っていた。

カフェと言えば、別の人からブルーボトルの話を聞いた。先日サンフランシスコから帰ってきた人で、

「ブルーボトルって京都のカフェを参考にしたのに、サードウェーブとかいって日本で有難がられているのは変な感じ」

と言っていた。アメリカでコーヒーと言えば、昔は$1ぐらいで味のうっすい不味いものが定番だったそうだ。しかしそんなアメリカ人が京都に来て、$5ぐらいするけれどおいしいコーヒーに感銘を受け、本国に持ち帰ったら爆発的に広まったと言っていた。真偽は確認できなかったが、ブルーボトルが日本の喫茶店文化に影響を受けてできたのは本当らしい。

Blue Bottle Coffee founder on Japanese coffee - Business Insider

ここでは東京と言っている。また別のところでは、ブルーボトルのメニューに有るKyoto Style Iced Coffeeは「からふね屋」の影響を受けてるんじゃないかとか書かれていた。

京都スタイルアイスコーヒーとは ブルーボトルコーヒー情報 | だーやま京都ブログ

そういえば学生の頃、四条西洞院でアルバイトをしているときによく「イノダコーヒーはどこですか?」って訊かれた。外国人からも訊かれた。京都のカフェ文化ってのはそんなに特別で有名なもんなのだろうか。

Kyoto’s coffee culture

ロンプラにも紹介されているんですね!まあ僕はあんまカフェとか行きませんが、カフェと言えばヨーロッパなんじゃないの?とどうしても思ってしまう。