2024.5.14

はてブなどを見ていると、定期的に婚活話や結婚話が目に入ってくる。年齢が近いのと、結婚はしているということで、つい自分のケースと照らし合わせて考えてしまう。読んでいると、本当に人によって全然事情が違うことがよくわかる。

婚活はしたことがない。僕のプロフィールでは婚活市場に参入すらできなかっただろう。また、結婚を望んでるわけではなかった。だから相手を探すということもなかった。自分が結婚に至ったのは、ただ運というか縁というか、たまたま偶然、それだけ。いわゆる結婚に必要とされるような条件は、いまだに何一つ持ち合わせていない。

離婚せずに5年続いているから、相性は合ったんだと思う。そこは大きな理由だった。他の人とも結婚できる未来というか、今があったとは到底思えない。そういう意味ではもしかしたら、相手を選んだり選ばれたりする結婚とは、まるっきり事情が違うかもしれない。相手の選択肢はなく、するか、しないかの選択だけだった。もっと言えば、相手が結婚してもいいと言ってくれるかどうか、だけ。

そもそも自分の場合は相手有りきの結婚だったから、結婚有りきの相手探しとは根本的に違うようだ。結婚は目的ではなく、一緒にいるための手段の一つだった。だから一緒にいる相手がいなければ結婚はなかったし、結婚せずとも一緒にいられるならそれでよかった。結果的には社会的な体裁とか、親の手前を考えて結婚という手段を選んだだけで、それ以外に何か特別な意味は見いだせていない。

だから人の婚活話や結婚話を見ても、いまだに全然ピンとこない。僕自身は一生独り身だと思っていたし、どこでどんな暮らしをしているか、何歳まで生きられるか検討ついていなかった。結婚を前提とした将来のことは、まともに想像したこともなかった。自分にとっての結婚とはそういう非現実的なもので、婚活話でよく見かけるテンプレ的な結婚像とはかけ離れている。