一人で酒を飲む話

一人で酒を飲むと言っても、一人でバーに入ってマスターと会話したり、同じく一人で来ているカウンターの客に奢って話が弾むとかそういうことではない。僕はどちらかというと、一人で酒を飲むことが多い。たった一人家で。

酒については、三種類の人が思い浮かぶ。まず、酒を飲まない人。次に、一人では酒を飲まない人。最後に、一人でも酒を飲む人。僕はこの最後の人。むしろ一人のほうが多い。酒を飲む人でも、一人では飲まない人というのが話を聞く限りけっこう多いようだ。酒を飲む場が好きっていう人はだいたいこれに該当する。一人で飲む意味がわからないとか。

僕は、酒は酔うために飲むから、人がいてもいなくても全然飲む。一人で飲むからといって、わざわざ外に飲みに行く必要もない。誰かと会話する必要もない。ただ酒を飲んで酔っ払っていればいい。

人と飲むのが嫌っていうわけではない。全然たくさんの人がいる場でも飲む。一人で飲むことの方が多いのは、ほぼ毎日飲むから、飲むために毎日どこかへ出かけたりしないだけで、人がいる場で飲むことも全然ある。

煙草を吸わない人は煙草が嫌いという人が多く、お酒を飲まない人もお酒が嫌いという人が多い印象だった。実際はどうなんだろう。自分は一人で飲むことのほうが多いから、お酒を飲まない人とも無関係に仲良くなれると思う。