面と向かって言う人もたまにいるけれど、後で愚痴をこぼす人が多い。接客態度。僕が今読んでいる本は、行く店行く店での接客態度のついての文句がよく書かれている。人からもときどき聞く。気持ちはわからんでもないと思うときもあれば、気にしすぎ、過剰に求めすぎ、期待値高すぎと思うこともある。
僕はあまり、接客態度を気にしないほうだと思う。実害を被る場合はその場でなんとかしてもらうけれど、ただの接客態度についてあれこれ文句を言った記憶はない。態度が悪いとか、そもそもあまり思う方ではない。「お客様に対してなんだその態度は!」「愛想が悪い!」などと思うようなことが、普段からあまりない。
ただそれでも不快に思うようなことはある。説明が何言ってるかわからなかったり聞き取れなかったり、長い時間待たされたり、違うものを出されたりして、もう無理かなと思ったらあきらめる。「あ、もういいです」と言って店を出る。そしてもう利用しない。よほどムカついたら★1をつけるかもしれない。やった記憶はない。
それは損切りに近い。早く切り捨てて忘れる。もともとサービスに金を払う方ではないし、必要以上、値段以上を求めることもない。期待値が高い方ではない。だから接客態度が悪かったとしても、わざわざ怒ったり愚痴ったりはしない。早々に現場から離脱して、リストから外すか、除外リストに入れるだけ。
ときどきいるのが、文句を言いながら利用する人。文句を言うなら利用しなければいいのに、それでも利用するなら文句言わなければいいのに、と思う。文句を言いつつも利用するという、その心理はなんなんだろう。代わりが効かないなら仕方がないけれど、大抵の物事は代わりが効く。ただ文句を言いたいだけなのだろうか?
僕だったら、文句を言いたくなるような相手とはもう関わりたくないと思うんだけど、繰り返し関わっては文句を言うのは、そのやりとりそのものが楽しいからだろうか。憂さ晴らし?