S&P500時代、終了のお知らせ?

今から一ヶ月ほど前、トランプ関税のタイミングで「もう(S&P500を筆頭とする)米国株は下降トレンドに入る」という話題が盛り上がった。今はやや落ち着いているが株価もドルも関税発言前の相場に戻ったわけではなく、関税も開始を3ヶ月延長するだけとの話だったので、今後どうなるかまだまだわからない。

S&P500は10年ほど前から「株とか投資とか何もわからなくてもS&P500だけ買ってれば大丈夫」と言われ続け、特に近年のNISA・新NISAが始まってからは素人が手を出しやすいということで、オルカンに次いでもっとも買われていた。アメリカの伝説的投資家であるウォーレン・バフェットも「投資家ではない妻に勧めるインデックス銘柄」としてS&P500はお墨付きだった。

しかしそんなバフェットも2025年中に引退することを発表し、しかもバフェット自身は去年から株を売りまくっていて、現金比率が過去最大になっていた。そんな中でトランプの関税発言があり、とりあえず一時的ではあったが株価は暴落した。バフェットはそれを見越していたかのように、あまりにも上手く売り抜けていた。

日本人の投資家で、SNSでも活動しているインフルエンサー的な「バフェット太郎」という人がいる。この人は名前の通りバフェットにあやかり、もともとはバリュー投資の人だったのかな、S&P500をそのまま買うタイプのインデックス投資家ではなかったが、投資スタイルとしては米国株が中心でそういう本を出されていた。しかし今や路線を一変している。

僕が知っている範囲では、この人が特に米国株が終わった説を唱えている。トランプ関税のタイミングで暴落してから、少し回復した今もその主張を変えていない。なんなら秋頃から本格的に下降していくと予想しており、米国株は夏が最後の売り時とまで言っている。その代わりに台頭するのが新興国株だとか。

ここまで極端な路線変更をしている人が他にいないから、目立っているだけとも言える。彼の主張する言葉に信憑性はあるのだろうか。株の予想ぐらい人の意見があてにならない分野はないという大前提の元で、いろいろ考えさせられるなー。単純に話題作りとも見れるし、仮に本気で路線転換していたとしても、その通りになるかどうかは誰にもわからない。ただ僕も旧NISAの時に買っていたVTI(全米株※S&P500に近い)を早く売ってしまわないといけなくて、買い換え先は結局VT(全世界株)かオルカンかなーと思っている。

VTとオルカンの大きな違いは、分配金が自動再投資されるかされないか。あとVTは米国ETFだからNISAの積立には対応していない。取引の時間帯も夜から朝になる。成長枠で一括投資したり、分配金は再投資せずに現金で使いたいという人がVT。積立枠を使ったり、分配金を自動で再投資したい人がオルカン、という具合に分かれる。

米国株はともかく、新興国か…。いずれにせよVTやオルカンといった全世界株以外の選択肢は、しばらく考えたくないなー。