旅行好き

バイロンベイ、ニンビン、サーファーズパラダイス③

前回の続き 目を覚ますとティピの中には他の人がいた。自分以外に一人だけ、おっさんであり言葉が通じる感じではない。その人はリュックを置いて出ていった。僕は共用施設へ行ってシャワーを浴びたり、やることがなくてうろうろしていた。ティピには当然なが…

バイロンベイ、ニンビン、サーファーズパラダイス②

前回の続き バイロン・ベイの日々というのは、あまり書くことがない。2日目、朝食をとった後ロビーで待つ。部屋を移らないといけないため、次の部屋が準備されるまで待機していた。ここのロッカーは有料であり、お金を払ってまで荷物を預ける気にはなれない…

再び、旅行の荷物について

旅行の荷物についてはこれまで何度も書いており、ネットで検索しても山ほど出てくるから誰も関心が無いと思うけれど自分の思ったことや自分用の記録として今後のために書き留めておきたい。今回の旅行、総重量は13kg程だった。冬の旅行だったため服がやや嵩…

20日目 旅の終わり

前回の続き アテネから日本まで帰る途中のことをあまり覚えていない。飛行機の記録をたどれば、どうやら午後の便に乗ったようだ。朝起きて、朝食を食べ、チェックアウトをして電車で空港へ向かう。帰りも行きと同じモスクワ経由。トランジットはわずか1時間…

19日目 ルクミをどうぞ

前回の続き 明日は飛行機に乗って日本へ帰るだけであり、実質今日が旅行の最終日となる。書き残していることとして、まだユダヤ人に関連することが多く残っている。一つは、旅行中に読んだもう一冊の本「非ユダヤ的ユダヤ人」に関連した内容になる。これは古…

18日目 パルテノン神殿へ

前回の続き アテネで行くところと言えば、とにかくパルテノン神殿だろう。それぐらいしか思い浮かばない、それぐらいならせいぜい思い浮かぶ。しかしやはり、僕は世界史をろくに勉強していないこともあり、古代ギリシャについてはアテネとスパルタが戦ったと…

バイロンベイ、ニンビン、サーファーズパラダイス①

2016年3月、直前に20日間という短い期間でスペインやモロッコ、イスラエルなんかを周る旅行を終え、燃え尽きてしまった。そして何事もやる気が起こらない状態でオーストラリアに戻ってきた。気分が乗らない。家のないこの国で引きこもることもできず、路上生…

17日目 ギリシャ、アテネへ

前回の続き アテネへの旅行というのはついででしかない。もっと言えばこれまで緊張と過酷の旅行から開放された休憩の場としてアテネを選んだ。旅程を組む際に、イスラエルの次はどうしようかという話になり元々イランなどを検討していたが飛行機代が高く、飛…

16日目 イスラエルからギリシャへ

前回の続き 今回の旅行において今までに泊まったスペインやモロッコのホステルでは、寒いだの断水でトイレもシャワーも使えないなどいろいろあった。しかしエルサレムで3泊したホステルについて、チェコ好きさんはお気に召したようだ。泊まった部屋自体は普…

15日目 ベツレヘムへ

前回の続き エルサレムからベツレヘムまでは非常に近く、バスで片道45分ほどだったように思う。前回に載せたようなニュースもあり、ベツレヘム行きは結構ギリギリまで迷っていた。行くべきかやめるべきか、それも結局は現地に行ってみないとわからず、評判に…

14日目 エルサレム新市街を歩く

前回の続き 昨日、エルサレムにある聖墳墓教会と嘆きの壁、2つの宗教の聖地を見た。残る聖地はイスラム教の岩のドームだけとなる。岩のドームが見られる時間は非常に限られているようで、朝7時から10時までの間と言われた。それ以降はお祈りが始まるのかなん…

13日目② エルサレム旧市街へ

前回の続き 旧市街へは、新市街からアクセスの良いヤッフォ門から入る。門の前ではパンを売っている。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があるエルサレムとは一体どんなところなのだろうか。国際紛争の種になり、テロや事件が跋扈するエルサレムとは、…

13日目 イスラエルへ入国する

前回の続き 入国のため列に並ぶ。前に並ぶ人が携帯で写真を撮っており、それを見かけたセキュリティが注意している。どれぐらいの人が並んでいるだろうか、ツアーっぽい団体客は西洋人の高齢者が多い、それ以外に中高年の中国人団体客もいる。この列に日本人…

12・13日目 ペトラからアンマンへ戻る

前回の続き ホステルへ戻ってからは寝たり、雨天炎天の続きを読んでいたりした。そして次の日、ペトラ3日目。今日の夕方4時発のバスにてアンマンへと戻ることになっている。夕方まで時間があるため、再び遺跡へ行って昨日見られなかった部分を周りに行く。今…

10・11日目 ペトラ遺跡へ

前回の続き ネットで調べた情報によると、アンマンからペトラ行きのJETTバスは6時半に出るということだった。オフィスに着いたのは5時50分、開いていたから中に入ってチケットを買おうとした。 「今日発ペトラまで2枚、片道」 「6時始業開始だから6時まで待…

9・10日目 モロッコからヨルダンへ

前回の続き これからの予定は、まず昼の12時にホステルのチェックアウト、そこから駅に向かい、電車に乗り3時間かけてカサブランカへと向かう。カサブランカに一泊して次の日の早朝から空港へと向かい、アンマンへ飛ぶ。アンマンへの飛行機はエティハド航空…

8日目 マラケシュの悪夢

前回の続き マラケシュの悪夢というのは、先日書いたとおり道に迷う悪夢を指している。どちらへ行けばいいのかわからない、どちらから来たのかもわからない、どちらを見ても同じに見える、時間はどんどん過ぎてゆく、道行く人に、子供にしつこく付きまとわれ…

7日目② マラケシュの迷路

前回の続き お祭り騒ぎでは具体的にどのようなことが行われているかというと、猿回し、蛇使い、劇のような催し、楽器の演奏、ダンス、馬車の客引き、露店、店もなく商品を持ち歩きながらの物売り、地面に座り込んだ物売り、そういった人たちと観光客、地元の…

7日目 マラケシュの迷路

前回の続き マラケシュの駅を出ると、またもや「タクシー!タクシー!」と声をかけられる。駅からマラケシュの宿泊先までは徒歩で40分ぐらいかかるため、タクシーに乗ってもいいかと思っていた矢先「30dh(約350円)!」と声をかけてきたドライバーがいたた…

6日目 モロッコ、夜行列車の旅

前回の続き シャウエンには元々2泊する予定だった。今思えばかなり無茶な予定だが、コルドバからアルヘシラスへ、そしてタンジェへ向かいそのままタンジェに宿泊せずシャウエンで最初の一泊をしようとしていた。シャウエン行きのバスが少なくこの予定は流れ…

5日目 シャウエンへ

前回の続き シャウエンへと向かうバスは12時からのはずだ。事前にネットで調べていた情報によると国営のCTMというバスが評判良く、発車時刻もネットで見ることができた。 Transport Routes and Timetables | CTM このCTMもスペインのALSA同様国中どこでも走…

4日目 ジブラルタル海峡を越えて

前回の続き コルドバを発つバスは朝8時半、7時に起きて7時半にはホステルをチェックアウトし、8時にはバスターミナルに着いていた。アルヘシラスまでのバスチケットは事前にネットで購入してある。スペイン内は前回と同様のALSAのバス。バスが出発するまでの…

3日目 スペイン、コルドバへ

前回の続き グラナダからコルドバまではバスで4時間ぐらいかかる。僕らが乗ったバスはALSAという会社のもので、スペイン全土を走っている。グラナダ、コルドバ間は€7からと安いが、バスの時間によって値段が違ったり満席になったりすることもあるため、乗る…

2日目 サン・ニコラス展望台、ハマムへ

前回の続き 昨日おとついと全然寝ていなかったため、今日はゆっくり寝て朝もゆっくり起きた。宿のwi-fiが弱いため、朝食はwi-fiが使えるところで食べようということになりwi-fiマークを掲げている店を探した。後でわかったのが、グラナダのカフェテリアなん…

1日目② アルハンブラ宮殿へ

前回の続き ホステルへチェックインできる時間になり、戻って荷物を置いたり整理したりしていた。部屋が寒い。グラナダ初日はアルハンブラ宮殿へ向かうことにしていた。午後の部が14時からあり、以前に訪れている友人から「予約していったほうがいい」と言わ…

1日目 スペイン、グラナダへ

1日目とは言いつつもこれを書いているのは既に3日目となる。このタイトルや旅行のテーマについては前回プロローグに詳しく記載したためそちらを参照してください。それでは早速旅行記の1日目、スタートです。

ユダヤの足跡を辿る、プロローグ

先日からこのブログにおいてちょくちょく話題に挙げていた旅行が始まっている。今回のテーマは「ユダヤ人の足跡を辿る」。旅行の初日、始まりの地はスペイン、アンダルシア州、グラナダ。グラナダはレコンキスタ完了の地として有名だ。ヨーロッパでありなが…

旅行用に財布環境を整えた

旅行用の財布なんて今まで特に意識したことがなくて、それは危ないところに行ってこなかったこともあり、普通の財布をずっと使ってきた。でも次の旅行を控えてちょっと変えてみようかと思った。それは何もスリやひったくりなどの危険を意識してとかではなく…

旅行は社会の勉強であり修学旅行だという話

社会の勉強と社会勉強は少し違う気がする。僕が言う社会の勉強というのは文字通り小学校で習う科目の社会であり、地理歴史政治経済の社会だ。酒を呑んだり恥をかいたり風俗に行ったりする社会勉強ではない。社会科学と言えるかもしれないけれどそんな本気の…