本読み

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スティーブン・ショア/スチール・タウン

Steel Town作者:Shore, StephenMACKAmazon 仮想通貨を売っぱらったお金で(言い訳)またもや写真集を買った。アメリカンニューカラーのどれかをほしいと思っていて、結局スティーブン・ショアにした。アンコモン・プレイセスとトランスペアレンシーズとも迷…

ダイアン・アーバス作品集:アウトサイダーとは誰のことか

これまでにも写真集は買ったことあるけれど、たまたま見かけて買ったものばかりだった。「写真集を買おう」と思って買う最初の一冊は、ダイアン・アーバスしかない。理由はまず、テーマがわかりやすかった。写真のことがわからない自分にも、とっつきやすい…

今年読んだ本(2023)

今年は本読めてないなーと思っていたけど、思っていたより読んでいた。今年はなんといっても、高野本の新作、それも辺境本が出た。最近出ていたのは飯系や言語の本だったから、辺境本はソマリア以来ではないか。 今日マチ子のコロナ日記が完結した。あの頃、…

#イラク水滸伝 を読んで「あれ、もしかしてイラク行けんじゃねえの?」と思った

辺境作家、最近は普通にノンフィクション作家と名乗られている高野秀行の最新著書「イラク水滸伝」を読んだ率直な感想は「あれ、もしかしてイラク行けるんちゃうん?」だった。実は以前の著書「謎の独立国家ソマリランド」でも同じことを思った。僕は結局訪…

イラク水滸伝が出るぞ…

今一番待ち遠しい本。高野本はソマリランド以降メシ系の本が続いており、食指が動かなかった。それらもいずれ読むと思うが、その次に出たのが語学本で、これも自分にとって高野本の本流(未確認生物or辺境モノ)を外れているためスルーしている。そのうち読…

「その謎を解いてはいけない」感想

6月5日に買って、10日ほどで読み終えた。なお6月5日は発売から5日後で、まさにその日に重版かかったそうな。著者の大滝さんは10年ぐらい前にはてなブログ経由かなにかで知り、ツイキャスとかで喋ったことがあり、一回会ったことがある。当時キレやすく煽りや…

今週のお題「読みたい本」: #その謎を解いてはいけない

その謎を解いてはいけない作者:大滝 瓶太実業之日本社Amazon 著者の大滝瓶太は前にSF小説を書いていたから、そういうのを書く人なんだろうなと思っていたら、今回まさかのミステリー小説が単著となって出た。どういうことだろうと思い、買って今読んでいると…

ネタバレについて厳しい

お題「皆さんのネタバレNG基準はどこですか?」 自分はけっこうネタバレしていくスタイルだけど、自分が聞きたくないネタバレも積極的に避けていくほうだ。ネタバレの苦い思い出は、今でも記憶に残っているのが『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド…

「街とその不確かな壁」ネタバレ有りの感想・書評

街とその不確かな壁作者:村上春樹新潮社Amazon 2023年4月13日に出た、村上春樹の新刊です。これまで村上春樹の新刊を、リアルタイムで読んだことはなかった。初めて同時代の波に乗っかる。ただ今回は、前回『騎士団長殺し』や前々回『1Q84』の時ように大々的…

なるほど、新書リスト41

どこかで読んだ新書リストが挙がっていたので、自分もリスト化してみたいと思った。覚えてないのやどうでもいいのも含まれている。 岩波新書 非ユダヤ的ユダヤ人|I.ドイッチャー 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍|大木毅 ユーゴスラヴィア現代史|柴宜弘 魔女狩り|…

「逆さまの森」のネタバレ感想

今年に入ってから「彼女の思い出/逆さまの森」を読み始めて、読み終えた。最後の「逆さまの森」がひときわ印象的だった。他はもっとスムーズに、心地よく読める。以前の翻訳では「倒錯の森」というタイトルだった。読んだことがある人もいるかもしれない。…

ボーイミーツガールには、素敵な出会いが必要だ

選書「彼女の思い出/逆さまの森」を読んでいた。4つ目の話「ボーイ・ミーツ・ガールが始まらない」は、ニューヨークに住む冴えない男、ジャスティン・ホーゲンシュラグの物語を書きあぐねる作家の話。ホーゲンシュラグはバスの中で見かけたシャーリー・レス…

2022年に読んだ本

数は少ないけれど、一応例年のごとくリストアップしておこう。 読んだ順 傾向 特に印象的だった本 これまで

ブラックフライデーセールで気になったKindle本

こういうセール、とにかく対象の本が多すぎるので、気になったのだけをただ羅列します。読んでない。 【ブラックフライデー】最大80%OFF Kindle本キャンペーン 魔除けの民俗学 家・道具・災害の俗信] 40代からの心と体を整えるゆるランニング! もちろんや…

今日の積読本⑧

View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 「失われた時を求めて」を読んでいると、やたらとドレフュス事件が話題にあがっている。本が書かれた当時の社会で、注目を集めた大きな事件だったのだろう。僕はまともに世界史も学んでい…

ブックカバーをつけるか問題

今年が結婚3周年ということで革婚式なるものに則り、僕はブックカバー、奥さんは革のポーチを使い始めた。 View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) もともとブックカバーを使用する習慣はなかった。あまり用途がわからなかったと…

今日の積読本⑦

View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 積読が発生する原因は読む本がいっぱいあるからで、目についたものを次々買っていくと、読むスピードはとうてい追いつけない。今日の本「東京の生活史」は、積んでいい本だと思う。思いつ…

今日の積読本⑤

View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 積読になる経緯とは、目について購入したものの、今読んでいる本があるから後回しになり、そのらせんが連なり本のタワーと化す。その一端を担うのは、担いやすいジャンル、SF小説です。 な…

今日の積読本④

View this post on Instagram A post shared by kawazoi (@kawazoi) 買った本は、買ったことを記録しておかないと、買ったことを忘れてしまったり、同じ本をまた買ったり、いつまでたっても読まなかったりしてしまう。買ったけれど読んでいない本(積読本)…

今日の積読本③

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今日の積読本②

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今日の積読本①

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今週のお題「SFといえば」:SF小説入門

あれもこれもSF 今週のお題は「SFといえば」です。 『ドラえもん』から『ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』に『スター・ウォーズ』『ニューロマンサー』『スノウ・クラッシュ』など、SFと呼ばれる作品はさまざまなメディアを介し世界中で楽しまれていま…

本棚に置きたい本:今週のお題「本棚の中身」

自分はあまり家に人を招いてどうこうってことがなかったから、いわゆる「見せ本」というのは本棚になかった。本棚に置きたい本は、ときどき開きたいか、再び読み返したいか、もしくはあることを認識したい本になる。他に未読の本や読んで置きっぱなしの本も…

久しぶりにサリンジャーを読んだらどうしようもなく好きだった

サリンジャーの何が好きか、どういうところがいいのか、それを説明しょうとすると難しくて、今回は触れていません。 「謎とき サリンジャー」という本が去年話題になり、気になっていた。 長らくサリンジャーを読んでいなかった。「謎とき サリンジャー」を…

今年読んだ本(2021)

今年は読んだほう。ここ数年カウントを始めてから最多。感想はあまり書いていない。 読んだ順 特に印象的だった本

しつこく、最近欲しい本(2021/12)

10月にたくさんまとめた続き。 このうちいくつかは買って、全然読めていない。読めていないうちから次々と欲しい本は出てくるもので、次から次へと本は増えていくばかり、一向に減らない。「積読こそが完全な読書術である」という本を最初の数ページだけ読ん…

今読みたい本、気になる本を片っ端から挙げていく

本を読むのが遅い。読んでる最中にどんどん気になる本ばかり増えてきて、収拾つかない。最近はあんがいInstagramを見ていて読みたい本が出てくる。中身には何も触れられないんで、ほぼ装丁のみの判断だからなかなかその先には至らない。ちゃんと紹介したりは…

小説をあまり読んでいない

どれぐらい読んでいないかというと、最近指標になるなーと思ったのが、保坂和志を読んだことない。本好きの人はけっこうみんな読んでいる印象、保坂和志。 流行りの本や文学賞受賞本も全然読んでいない。一番最近に読んだ芥川賞受賞の小説は「されどわれらが…

『騎士団長殺し』の物足りなさ

2017年に出た本で、発売当時は出版イベントなども行われ、NHKクロ現プラスでハルキストも特集され話題になった。2019年に文庫化され、2020年には電子化もされた。「そろそろ読んでおかねば」と思い、重い腰を上げ『騎士団長殺し』を読んだ。ハードカバーだと…